モノやサービスに値段がついてるのっておかしいと思う
お金を払うっていう行為は、その相手への感謝を表すためにやることでしょ?
何かしてもらって、「ありがとう、これどうぞ。(お金)」が自然なやりとり。
でも私たちは、最初に値段をつける。
これってどういうことかと言うと、
「これだけありがとうと言ってくれるなら、やってあげる。」
と最初に決めてしまうってこと。
なんか変…。
銀行で営業をしているときも違和感があったのはたぶんここ。
何をするにも、金利、配当、手数料が最初にくる。
お金の後に、人が動く。
そんなの気持ちがいいわけがない。
お金の話をすることを避けることを、「マネーリテラシーが足りていない」とか言って批判することが多いけれど、
なるほど確かにそうあるべきなのかもかれないなと思ってきた。
モノやサービスには値段がないほうがいい。
「ありがとう、と思った分」が価格になればいい。
「それじゃあみんなお金を払わずに買っちゃうよ!」
「そんな社会は成り立たない!」
と思うかもしれない。
でも、そんなことはない。
確かに、値段がない(支払い義務がない)のなら、今あるほとんどのモノやサービスには、お金が払われなくなってしまうと思う。
でも、そんな中でもお金が払われ続けるものはきっとある。
考えてみてほしい。
今、「値段がないならお金を払わずに買おう」と思ったのはたぶん、作り手が見えないものが多いと思う。
ユニクロとか、マクドナルドとか。
それらはその程度のものだから、本来は淘汰されるべきものなのだ。
こうして、大量生産、低価格のモノはまず立ち行かなくなる。
そして、値段がなくとも「ありがとう、これどうぞ。」と払えるモノ、サービスだけが残っていく。
知り合いのお店とか、とにかく好きなよのとか。
これこそが、お金を使う社会のあるべき姿なんじゃないか。
というか、これで成り立たないのなら、そもそも私たちはお金を使うべきではないと思う。
こういう社会がまだ残っているから、田舎は楽しいんだろうな。
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