農家の勉強不足が深刻すぎる。
農家ってものづくりのプロだけど、結構経験や勘に頼って野菜づくりをしているところが多い
というイメージを持っていました。
実際は…その通りでした。
農業=年配の人が多い=新しい知識を得ようとせず、経験に頼りがち
という構図が成り立ってしまっているのです。
事業として農業をしている場合は農協による指導がありますが、それは農協が提供する資材を使うという前提のもとで確立された内容ですから、必ずしもベストな方法とは限りません。
「農協も商売でやっているんだから、あまりあてにしてはいけない」と無視するところも多いようです。
本当のものづくりのプロは、常により良い情報を求めて模索し続けるべきです。
使おうとしている土地はどんな土質で、どのぐらいの深さがあって、水はけはどうなのか
そこに合う作物は何なのかということをしっかり把握できている農家がどれだけいるでしょうか?
現状がどうかは抜きにして、とりあえず堆肥と肥料を使用量目安に従って入れて、水はけを良くしておけばできるだろうと、
単に作りたいものをそこに植えている農家が多いような気がします。
確かにある程度はできるかもしれませんが、大量の肥料、農薬、その他資材を必要とするため、十分な利益は残りません。(一方、農協にはしっかり利益が生まれます。)
その結果、「農業はお金と手間がかかるばかりで儲からない」と言いふらすことになるのです。
農業分野もかなり研究がなされているため、インターネットで調べるだけで相当な情報を仕入れることができます。
もちろん中にはきれいごとを並べただけの情報もあるかもしれませんが、それらを一切受け入れずに経験や勘だけで儲からない農業を続けるのはどうかと思います。
天気や野菜の市場価格など、どうにもならない部分についてウダウダ言う暇があるのなら、しっかりと勉強してより良い農業を目指してほしいですね。
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