東京に住むバカと株を高値で買うバカの共通点


株は安値ときに買わなくてはいけない。

人気があって、とっくに高値になってしまっている株を買うのは典型的な失敗パターンだ。

 

これを否定する人はいまい。

 

しかしいつの時代もバカというのは存在していて、「人気があるから」「値段が上がってきているから」と、それが中身の伴った値段かどうかを考慮せずに買ってしまう。

(だからこそ株で儲けることができるのだ。)

 

 

さて、これを”地域”に置き換えるとどうなるか。

 

人気のある地域、つまり東京。

これが現在バカ高い値段になっているのは言うまでもない。

 

東京に中枢機能が置かれていることは事実だが、それが今の値段相当の価値があるとは到底思えない。

東京に住むメリットのある人は、「株の売り手」だけだ。

より多くの客をつかまえることで利益を得られるビジネスをしている人にとっては東京は”買い”だろう。

 

しかし、消費にしか頭が働かない一般市民にとっては、東京なんてバカみたいに高い家賃と頻繁に起こる空前の〇〇ブームがあるだけだ。

 

それなのに多くの人は「人気があるから」「新しいものがあるから」と、安易に東京へ向かい、バカ高い家賃を払ってなんとか暮らしている。

 

 

これはかなり不利なトレードである。

売り手じゃないかぎり、人気のあるところへ集まるという行為は得策ではない。

 

自分を有利な立場に置きたいのであれば、割安な株を見つけなくてはならない。

 

つまり、地方を選ぶということだ。

まだ本来の価値を見出されていなくて、これから価値が上がっていく株。

 

 

地方を選ぶ話になると必ず出てくるのが、「仕事がないじゃないか!」という人たちだ。

確かに仕事の情報は少ない。

株で言うならば、四季報に載っていないぐらいの不安だろう。

 

それは自分で情報を取りに行かなくてはいけない。ネットで探しても評判は載っていない。

もしくは自分で生み出すかだ。

そこが”地方取引”の一番難しいところだ。

 

 

 

もちろん地方の中でも取引すべきじゃない、存続が危ぶまれる銘柄もたくさんあるので気を付けなくてはいけない。

(銘柄選択に失敗したという経験談はネットで簡単に見つかるのだから不思議だ。)

 

私の住む地域がそうではないことだけは伝えておこうと、四季報の代わりにここへ載せているわけだ。


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