【広島県】安芸高田市と安芸太田町を比較してみた【移住促進のまち】
安芸高田市と安芸太田町。似てる。
移住を検討していたときもよくごっちゃになっていた。
広島県への移住、というときにも「山の中の田舎」の候補としてあがりやすくて、実際にインターネットで検索したときにはどちらも同じぐらいの頻度で出てくるし、自治体の移住促進に対する姿勢もよく似ている。
ということで、「移住促進」に焦点を当てて、安芸高田市と安芸太田町を比較してみました。
立地
広島県の山手にあり、広島市、北広島町、島根県に接しているという共通点。
安芸高田市は2004年に6つの町が合併して市になったという経緯があり、町である安芸太田町と比べるとやはり面積は大きい。
人口
安芸高田市 | 安芸太田町 | |
人口 | 28,497人 | 6,152人 |
高齢化率 | 39.30% | 50.29% |
世帯数 | 13,543戸 | 3,125戸 |
人口も同じ理由で、安芸高田市が安芸太田町の4倍以上とかなり多い。
安芸太田町は高齢化率が今年初めて50%を超え、かなり深刻。移住促進が活発なのもうなずける。
空き家
広さによる登録件数の違いはあるものの、どちらも活発に利用されている様子。
ちなみに安芸高田市の成約件数は以下の通り。
空き家バンク 令和元年4月から9月までの空き家バンクの成約件数がまとまりました。 17世帯57人の方が、市外から転入され安芸高田市での生活をスタートされています。(市内異動も含めると27世帯84人) このうち、東京都、大阪府、鳥取県、長…
安芸高田移住情報さんの投稿 2019年10月10日木曜日
ネット
移住促進に対して、ネット上でどのような情報発信をしているか。
安芸高田市が市のホームページ内で移住促進のための情報を整理しているのに対して、安芸太田町は市のホームページとは別に移住・定住支援サイトをつくってわかりやすく情報を伝えています。
移住者を求めているという自治体の熱意がここに表れているような気がします。
地域おこし協力隊
安芸高田市:5名
安芸太田町:5名
自治体の規模に対する採用人数は安芸太田町の方が多い。
ただ、安芸太田町は一番大事なこれまでどんな人がどんなことをしていたのか、現在活動している隊員は何に取り組んでいるのかということが分かりにくい。
一方安芸高田市は安芸高田市地域おこし協力隊員を紹介しますというページできちんと紹介されており安心感がある。ちなみに安芸高田市は隊員の定住率100%。安芸太田町はどうなんだろうか。
その他
今回の記事で一番言いたかったところ。
安芸太田町では、移住アドバイザーなるものがいるんです。
あきおおた暮らし移住アドバイザー募集!!
広島県安芸太田町への移住を私たちと一緒にサポートしていただける方を募集します。
人とのかかわりが好き!安芸太田町が好き!!そんな方の応募をお待ちしています。■業務内容 移住定住支援・相談業務、移住後のフォロー業務
移住定住情報発信
待ち家(空き家)バンク業務 など
今年募集があって、実際に採用されたのかは未確認ですが、これはかなり先進的な取り組みだと思います。
移住アドバイザー、地域に1人は必要ですよ。
今いる職員さんだけでは、通常業務にプラスして上の業務内容をこなすのは無理でしょう。
土日の対応、移住後のフォロー、懇親会のセッティングとか。
もっと言うと、市の職員じゃないほうがいい。いろんな方面に気を遣いながらの支援になるから、ざっくばらんに移住希望者と接することができない。
はい、そこで活躍するのが私です。自称移住アドバイザー。
勝手に呼んで、勝手に案内して、市の職員さんを休日に引っ張り出してます。
地方移住が活発になるにつれて、こういう存在がどんどん必要になっていくはず。
…という、ポジショントークでした。
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