【少子高齢化・VR・5G】あと10年で「少数の熟練者」以外は淘汰される


5G、VR、少子高齢化、人口減少などなど…今後10年で確実に起こるとされている事柄がいくつかあります。

それらを踏まえると、社会がどう変化するのかということも少しずつ分かってきます。

 

ですが、そこまで考えをめぐらせる人は意外といません。今のうちにこの10年で起こるであろうことに意識を向け、10年後の私たちはどうあるべきなのか、今のうちにできることは何かを考えてみましょう。

 

 

人が移動しなくなる時代

先ほど挙げた、5G、VR、少子高齢化、人口減少。

これらによって起こると確実に言えることは、「人が移動しなくなる」ということです。

 

5GとVRの発達によって、あらゆるものの遠隔操作が可能になります。

遠隔操作を実現するためには、その場の状況をリアルに伝えると同時に、操作のための信号を遅延なく送信する必要があります。鮮明な映像・音声などの大容量データを高速で送受信するために欠かせないのが5Gというわけです。

さらにそこにVRを組み合わせると、人が現場の映像を見ながら操作するということが可能になるので、自動運転では対処が困難な状況においても人が出向くことなく目的を果たせるようになります。

 

するとどうなるか。

現場から人がいなくなります。工事現場、医療現場、工場、オフィスなどにわざわざ人が行かなくても、確実に効率よく仕事ができるようになるのです。

インターネットの普及だけでは減ることのなかった「移動」が、いよいよ5GとVRの発達によって影響を受け始めることになります。

これにより、車、電車、飛行機などの移動手段に使われるお金が一気に減るかもしれません。

 

 

少数の熟練者だけが生き残る

ここまでなら、「移動」に関わっている一部の人たちにしか影響がないように思われますが、実はこの先にかなり多くの人に関わってくる問題が存在します。

その問題とは、「掛け持ち」のハードルが一気に下がるということです。

 

現場に行かなくても仕事ができるようになるわけですから、労働者が移動にかけていた時間とコストがすっぽり空いてしまうことになります。雇用側も、人口減少によって人手不足が加速しますから、コストをかけず雇える手段を選択するはずです。

すると、ひとりの労働者がいろんな現場で仕事をこなすということが起こります。

熟練者が、フリーランスのように今日はここ、明日はあっち、というようにいろんな雇用主のもとで効率よく仕事をするようになるということです。

すると、一部の熟練者に仕事が集まり、その他大勢の単純労働者には、仕事がなかなか回ってこなくなるのです。ただでさえAIによって仕事が奪われそうな労働者に、さらに追い打ちをかけるようなことが起こるのです。

 

 

「一部の熟練者」になる努力を

人が移動をしなくなる影響はもちろん他にも山ほどあるでしょうが、ひとまず言えることは、「今のうちから熟練者を目指そう」ということです。

自動ではまだまだ困難な分野で(←ここ重要)熟練者になっておけば、いざというときに移動せずにできる仕事が向こうからやってきて、こちらはやりたい仕事を選んでこなすということが可能になるでしょう。

 

…どんな分野がいいかって?

 

それは自分で考えなさい!

農業なんかいいんじゃないですか?まずは田舎に移住するところから始めましょう。