凡人が、ルールを守る側でなくルールを作る側の人間になるには


意外とこれをテーマにしたことが無かった。

資本主義社会であろうが社会主義であろうが、やはりルールを作る側になることを目指すべきです。

 

日本人が苦手とするところです。世界的にみてもアメリカがルールを作り、日本はそれを守るという構図になることが多いです。

学校でも、「ルールは守るもの」としか教えてくれません。「作る側になりたい」なんて言おうものなら、「なんて横暴な…」と白い目で見られてしまうことでしょう。

 

ルールを作る側の方が偉いとか、そういうことを言っているのではありません。

そちら側にいた方が、生きるのが楽だから目指すべきなんです。

 

 

では、ルールを作る側というのは具体的に言うとどういった人のことを指すのでしょうか。

 

世界で言うと、先ほど述べたアメリカがそうです。あらゆる産業や軍事的な事柄に対して、おおまかな方針を世界に向けて打ち立てることができます。

国や自治体で言うと、政治家。その国や地域の方針を決めることができます。

会社で言うと、社長。会社の取り組みや自分の報酬を決めることができます。

教室で言うと、先生。その教室の運営方針を決めることができます。

 

今、どの立場においてもルールを作る側にいない、いわゆる凡人がこれからルールを作る側になるにはどうすればいいのでしょうか。

 

手っ取り早いのは、経営者になることです。法的になることは簡単ですが、継続して稼ぎを生み出さないといけませんから、誰にでもというわけにはいきません。

 

その点政治家なら、国民に選んでもらいさえすれば誰でもなることができます(言うは易し)。稼ぎを生み出すビジネスアイデアも必要ありません。

しかし国民に選ばれないといけないとなれば、凡人向きではないかもしれません。

 

 

やはり凡人がルールを作る側になるのは無理なのでしょうか。

 

いや、一つだけ方法を知っています。絶対なれるとは言いませんが、凡人向きな方法。

 

それは、若者が少ない田舎に住むことです。

これまでルールを作ってきた人がどんどん現役を退いていくので、自動的にその下の世代の人がルールを作る側に立たされるというわけです。

特に田舎は保守的なので、ルールを作る側になりたがる人が少なく、「やる気のある若いもんがいたらやらせよう」という風潮があります。

そうなればこっちのもんです。晴れてあなたもルールを作る側の人間です。

 

作れるルールはかなり限られたものになるかもしれませんが、すべて他人が決めたルールを守らされる生活よりは行きやすく、おもしろくなるはずです。

さらに、ルールを作る側に一歩踏み入れば、そういう視野が広くなってきて「次は政治家を目指してみようかな」「会社をつくってみようかな」と発展していくかもしれません。

 

 

まずは自分のできそうな世界でルールを作る側に立つことを目指してみるといいかもしれません。

個人的には、人が決めたルールの抜け穴を探して楽に生きることの方が好きですが…。