車のいらない田舎へいらっしゃい!


田舎暮らし=車が必須って思われがちですよね。一家に一台ではなく、ひとり一台と言われるほど。

田舎は土地代が安いけど、車持たないといけないのがなぁ…という声もよく聞きます。

 

これってつまり、車が必要ない田舎なら喜んで移住してくる人が一定量いるってことなんですよね。

確かに、せっかく土地の値段が安いのに車を持たないといけないというハードルが田舎の魅力を打ち消してしまっているという見方もできるんですよね。

なら、「うちは車が必要ない田舎です!」って言っちゃえばいいと思うんです。

 

もちろんでたらめを言っているわけではなくて、私たちの住む安芸高田市は、実際に車が必要ない田舎に限りなく近い地域なんです。

 

スーパーやコンビニが主要な場所にちゃんとあるので、車を使わない前提で住む場所を探せば自転車で買い物は十分可能。(妻も自転車で買い物や図書館に出かけています。)

さすがに雨の日に自転車は…と思うなら、「お助けワゴン」を。

(画像クリックで拡大)

車の運転を引退された高齢者や、子どもたちのために運行されているのですが、「車のいらない田舎」のための重要な移動手段にもなってくれます。こんな制度がある地域はなかなか無いのではないでしょうか。

 

さらに安芸高田市には、広島駅と三次駅を結ぶ芸備線という鉄道が通っており、広島市中心部まで約1時間で行くことができます。

遠出したいときも、逆に人を迎えるときにも便利。

 

 

このように、「車のいらない田舎」としての土台はしっかりあるので、あとの細かい部分は、実際に車を使いたくない人たちが集まってこれば自然と出来上がっていくはず。

そうなれば、地域内でのコミュニティ、消費が活発になって再び商店街が元気になるなんてことも起こり得る。

もしどうしても車が必要ってことになれば、みんなでシェアする用に購入すればいい。軽トラでもバンでも。みんなで買うなら費用は大したことないし。

 

素敵でしょ?

 

地域で車の利用が減ったとしても、外から車でやってくる人がいることは変わらないので、車利用が減ることによる地域のデメリットって実はあまりないんですよね。(町の車屋さんだけ、ごめんなさい。もちろん車を持つことを否定するわけでなはいので…)

 

 

免許は持っていて当たり前という風潮があるのでなかなか表に出てこないですが、車が苦手な人って結構存在していて、その人たちがストレスなく暮らしていけるまちづくりというのも、移住を促すための策としては価値があるのではないでしょうか。


移住