「収入源がひとつしかない」というリスクに気付かない人たち


収入源、いくつありますか?

日本人の多くはサラリーマンで、かつ副業をしていない人がほとんどなので、必然的に「日本人の大半は収入源がひとつ」ということになると思います。

 

これまでの社会ではそれでやってこれたかもしれませんが、この度の騒動で皆さんが気づき始めている通り、収入源がひとつしかないという状況はかなりリスキーであると言えます。

年々社会情勢の変化が激しくなっているこのご時世に、5年先も安泰という会社なんてまぁありません。会社自体が存在し続けても、従業員はいらなくなるということも十分あり得ます。

 

そんな心配がないのは、国の職員か、Googleなどの特定の業界のNo.1企業に属している人だけです。

なので私は銀行員を辞めたんです。副業禁止ですしね。時代の流れと一番遠いところにいる存在と言っても過言ではありません。

 

そういう状況なのに、日本人の多くは正社員だからと安心して、平気で住宅ローンを組み、貯金や投資をせずに必要のない消費を繰り返しています。そりゃあ貧しくなるはずですよ。

 

 

ひとつの会社から月に30万円もらうより、月に5万の仕事を6つやって30万円得る方が確実に価値があります。3万円の仕事を10個だとなお良い。

もっと言えば、3万円の仕事を7つやって21万円にしかならなかったとしても、そちらのほうが価値があります。

 

ひとつの仕事しかしないということは、週に5~6日間の視野がそれだけになってしまうということであって、これだけ多様化した社会でそうやって視野が狭められてしまうことは非常に大きな損失なのです。

同じ5~6日間でも、10個の仕事をやるほうが視野が広がるのは明確です。

 

ひとつの会社からの収入なら、ほぼ同じ金額がしばらく続くか急にゼロになるかですが、10個なら全部が一気にゼロになることはないし、それぞれの金額を増やすことや時代に応じて仕事内容と量を自分で選択することなんかもできるようになります。

仕事の種類が増えれば、人との出会いも増えて、新たな仕事につながるチャンスも自然と出てきます。そうやって長期で収入を得続けることができるわけです。

 

自営業にも同じことが言えます。一種類の事業だけではいつ大手企業にのまれてゼロになるかわかりません。ひとつひとつの利益は小さくても、全く異なる事業を複数持つことを目指すべきです。

 

急に複数で利益を出すのは難しいでしょうが、今からそういう頭を持っておくことが重要なのです。

自分の収入源が何かにのまれてしまう前に、自分の収入源をまずはふたつにできないか考える、ということを始めてみましょう。


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