小学校に通うと「中くらいの児童」以外は損をする
学校のデメリットとしてよく挙げられるものとして、
劣等生と優等生に授業スピードが合わない
というものがあります。
劣等生はもっとゆっくり丁寧に教えてほしい
優等生はもっとちゃっちゃと進めてほしい
ということです。
つまり、劣等生は「あー全然わからんのに授業が進んでいくなー。もういいや、諦めよ。」とますます勉強できないようになり、
優等生は「もっと早くてもついていけるけど、楽だし別に今のままでいいや。」と、せっかくの才能を殺してしまうことになります。
これは仕方のないことだと思われがちですが、そんなことはありません。
学校が生徒のレベルを無視して、年齢でしか区別しないからこういうことになるのです。
生徒の理解度に応じたクラス分けをすれば、劣等生は勉強嫌いにならずに済み、優等生はよりレベルの高い知識を身につけることができるでしょう。
それでは卒業時に生徒の間で大きな格差が生まれてしまうのですが、「それで良い」と判断するのが正しい教育です。
そもそも日本の公教育は、子どもを豊かにすることが目的ではくて、足並み揃った人材を育てることが目的なので、そのような仕組みになっているのです。
そんなきめ細やかな教育をする余裕は今の日本にはない、と言われればそれまでなのですが。
でもそこに手間とお金をかけないでどうするの?
もう何も生み出さないであろう年寄りにだけお金をかけ続けるの?
と思うのは私だけでしょうか。
中学校になるともっと悲惨かも…
↓
公立中学で中3の数学授業を参観しましたが悲惨のひと言でした。塾で学んで既に理解している子がいる一方、小学校の内容を理解していない子もいます。彼らは分からないまま座っているだけ。非常に大きな学力格差の中で、先生一人による一斉授業は生徒も先生も不幸。
— 親野智可等 (@oyanochikara) January 31, 2023
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