文科省と「デモ・シカ」教師がつくる残念な教育体制について

2023.12.25


学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)は、文部科学省が告示する初等教育および中等教育における教育課程の基準である。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

日本の義務教育の根幹となる学習指導要領をつくっている文科省という組織は、どんな人たちで構成されているか知っていますか?

 

非常によく勉強のできる人たちです。東大、京大出身が半分以上を占めているんだとか。へぇ。

 

 

じゃあよく勉強のできる人たちには、「日本の将来を担う子どもたちに必要な教育とは何か」を考えて実行する能力があるでしょうか。

 

その答えは今の教育現場と日本の現状を見ればわかりますよね。

 

 

基本的に官僚の方たちは全員、自分がその仕組みでうまくやってこれた経験があるので、それを大きく変更する必要はないという考えを持っています。

なので当然社会の変化速度に対応していくことは不可能で、子どもたちは「昔勉強ができた人たちが考えた内容」を勉強させられ続けるわけです。

 

多様性なんてそっちのけ。勉強ができなかった人の声は一切届くことはない。

 

そして教師もそれに振り回されて悲鳴をあげていると。なんと悲惨な。

それで日本の未来が良くなるなんて誰が思えるんでしょうか。

 

 

教師も教師で、ちょっと調べて考えれば地獄のような教員生活を送ることになるのは容易に想像できるのに、それを怠って教師になってしまう。

案の定、つらいつらいと言い出して、辞める。ひどい教師は子どもに当たる。

 

おそらく「民間は大変そうだし」「公立なら安定してるし」「公務員試験は難しそうだけど教員採用試験なら大丈夫そう」という安易な考えで教師を選ぶ人が相当数いるのでしょう。これからまだまだ不況が続きそうなので、なおさらです。

 

いわゆる「デモ・シカ」教師というやつ。

教師にでもなろうか。
教師にしかなれない。

一般の公務員試験に比べて教員採用試験の難易度はあまりにも低いと言われています。

公務員試験の難易度が大学入試以上であるのに対して、教員採用試験の難易度は高校入試程度。

 

教員採用試験は日本で最も合格しやすい公務員試験というわけです。

 

本来は公務員試験よりも難しくても良いぐらいです。他人の子どもを預かって教育する立場なんて、そう簡単になれていいものではありません。

小学校、中学校で合計9年間ですよ?預けるほうのリスクが高すぎやしませんか。まぁそんなこと考える親なんてほとんどいないのでしょうが。

 

 

みんなが平等に教育を受けられる制度があることは確かにすばらしいですが、みんなが平等に”時代の変化に沿わない教育”を受ける仕組みはどうかと思いますね…。


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