人口減少を無視して土地だけを維持しようとするのはもうやめよう


先日書いた記事に対するリアクションで気付いたこと。

 

日本人はなぜ数が減っているにも関わらず、生息地を減らそうとしないのか。

 

出生率が減り、どんどん人口減少が進んでいる日本人。

にもかかわらず、使わなくなった家や山や畑をなんとか利活用しようとする。

 

それがそもそも間違いではないのか。

 

獣害というのも、人が減った結果管理できない土地が増えて、そこに獣が生息するようになっただけではないのか。

つまり、生息陣地のバランスが変わっただけ。

 

ろくに管理もできないくせに、「ここまでは私たちの陣地!!」と主張し続けるのは相当無理がある。

 

我々はこれまで生息地を増やすばっかりで、減らすという選択は一切とってこなかった。

これからは「耕作放棄地」ではなく「放棄地」として、土地を自然に返すという選択をする段階に来ているという発想に切り替えるべき。

 

どうしても土地を守り続けたいのなら、まず人口を維持すべき。それが出来てからの土地。同時には無理。

 

そうすれば、管理者が現れる見込みの全くない土地の利活用などという不毛な議論はなくすことができる。

現在のようにモノで豊かさを計っているようでは、その選択肢にたどり着くことは不可能であろうが。