市議会議員の仕事内容と存在意義について


市議会議員選挙が近いので。

 

市議会議員の仕事内容をざっくり説明すると、

市民の代表として、市民の意見を議会に持っていき、市政に反映させる(ために頑張る)こと。

というので間違っていないと思う。

この図がとてもわかりやすい。

出典:市議会ってどんなところ? – 福岡市議会

 

 

ここで疑問が浮かぶ。

「市民の意見を議会に持っていき、」という部分。市議会議員の一番大事な仕事。

これをきちんとやっている議員が果たしてどれだけいるだろうか。

 

この役割を果たすには定期的な市民との対話が必要なのは間違いない。が、そのような機会の案内が来たことは一度もない。(もしやっていたとしても、私が知らないのであればそれはやっていないのと同義。)

この時点で市議会議員の存在意義は無いと言える。聞いているとしても、おそらく後援会とその周辺の人たちの意見ぐらいでしょう。

 

百歩譲って後援会の意見を聞いている=市民の声を集めているということにしましょう。

 

それでも残る疑問。

議員に立候補するときの公約(みたいなもの)。

 

はっきり言って、市議会議員が個人的にやりたいことなんていうのは市民にとってはどうでもいいし、そもそもやれる権限を市議会議員は持っていない。

こういうことをやりたい、と言う立場なのは市民、もしくは市長であって、議員ではない。これを勘違いしている人がほとんど。投票する側も含めて。

 

「市民の声を定期的に聞く場を設けて議会へ持っていきます!」というのがベースにあって、その中で個人個人の「特に女性の声を大事にしたい」とか「特に農家の声を大事にしたい」とかいう特色を出すのがあるべき姿。

議員になる前から、市民の声を聞く前から、議会に持っていくものを掲げて立候補するのは順序が違う。

それはほとんどの選挙に言えることかもしれませんが…。

 

 

田舎では特に地域票で当選するケースが多いのですが、「地域の代表」「地域の声の集めやすさ」という点においてはそれ自体は悪くないのではないかと思っています。

ただ先ほども言った通り、なったからにはちゃんと聞く場を設けるべきだということ。それさえやってくれれば、議員なんて誰でもいいと思っています。議会ではっきり話すというスキルさえあれば。(それすらない議員もいるようですが)

どんなに得票数が少なくても上から順に定数は当選してしまうので、それはどうかと思いますけど。

 

 

まぁ何が言いたいかと言うと、市長が優秀な人で良かったということ。市長の英断を妨げない議会になりますように…。