お金で買える贅沢は「まぁそんなもんか」で終わるから
前から思っていることなんですが、私の金銭欲が著しく弱い理由として
お金で買える贅沢は、「まぁそんなもんか」で終わってしまって満足感が持続しないから
というのがあります。
回らないお寿司を食べても、高級ホテルに泊まっても、「相応のお金出てるしそのぐらい妥当か」という考えがどうしても生まれてしまうのです。
想像を遥かに超えてくるってことはそうそうない。
いくら高級なお寿司屋さんでも、気絶しそうなぐらい美味しいお寿司は出てこないでしょう。
むしろ、「あれだけ出させてそんなもんかい!」という思いをすることだって十分あり得るじゃないですか。
さらに、もしそのとき満足してもその満足感は一時的なもので、繰り返しているうちに慣れてしまったり、普通レベルのものでは満足できなくなったりして結局マイナス面のほうが大きくなってしまう可能性もある。
なので私は「お金を使わずに得られる満足感」の方を楽しむことにしているのです。
お金を使っていないのですから、期待はずれというのがほとんどなくて、あらゆることが想定外、期待以上に感じられる。
田舎に引っ越したら、野菜をたくさん分けてもらえる!
リサイクルショップで買った棚の使い勝手がすごく良い!
隙間だらけの古民家に手づくりのストーブだけでこんなに暖かく過ごせてる!
みたいな。おそらくお金で買える贅沢とそれほど大差なく満足度、幸福感が得られていると思うのです。
お金で買える贅沢じゃないと満足できない人というのは、きっと比較対象が他人なのでしょう。
そういう人は他人に自慢できるようなことじゃないと満足できないので、お金を使うしかないのです。
比較対象が過去の自分なら、お金で買える贅沢はごくたまに、「あぁやっぱそんなもんか」という確認のためだけにやれば十分。
上の世代の人にはなかなかわかってもらえませんが、最近はそういう人種(さとり世代?古い?)も増えてきたのではないでしょうか。
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