ミミズコンポスト内のミミズが増えない原因について
先日書いた通り、わが家のミミズコンポストは5年間ミミズが全滅せずにゴミを処理し続けているので順調と言えば順調なのですが、ミミズが絡み合うほどうじゃうじゃいるわけではないので、「養殖」という見方をすると少し物足りない状態とも言えます。
せっかく運用するならうじゃうじゃいる状態にしてさらなる可能性を模索したいので、改めてミミズコンポスト内のミミズがイマイチ増えない原因について考えてみます。
まず言えることは、ミミズにとって生きづらい環境ではないはずだということ。
全滅しないし、いろんな箇所に散らばっているし(問題があると一箇所に固まる習性がある)、確かにゴミは無くなっているから。
が、増えない。
その理由は簡単で、単純に餌が少ないのだと考えられます。
少ない、というのも細かく言うと2つの面で少なくて
ひとつはその量。当然、餌の量に応じてミミズは増減するので、ミミズが増えないということは投入するゴミの量が少ないと考えられます。
もうひとつは、その質。
ミミズは、細かくなった有機物しか食べることができません。例えばキャベツの外葉をそのまま入れたとすると、まず他の微生物がそれを分解して、ミミズはその後の物質を餌として食べます。
ですので、生ゴミをたくさん入れたとしてもそれらが全部大きければミミズはなかなか増えてくれない、ということになります。
さらに言えば、ミミズと同じものを餌とする微生物が他にたくさん存在していると実質ミミズが食べることのできる餌は減ってしまうので、コンポスト内の生態系も要因としてあげられるでしょう。
これらを踏まえて、コンポスト内のミミズを増やす方法を考えてみましょう。
答えは出ているも同然ですが、投入する有機物の量と質を上げれば良いのです。
細かくしたゴミをたくさん入れましょう、ということです。
とは言っても一般家庭で出る生ゴミなんて限られているので、ミミズに合わせて量を増やすなんて簡単にはできません。
生ゴミの代わりになるものを入れてあげる必要があります。
最も簡単なのは、紙です。新聞紙やダンボールをシュレッダーにかけたものがベスト。水分量の調節にも良いようです。余計な微生物が入ることもありません。
もちろん生ゴミを入れる際も、フードプロセッサーなどで細かくするのが理想です。特に卵の殻は硬くて分解にかなり時間がかかるので、細かく砕く作業が必須になるかと思います。(私はそれほど砕かず入れたので、いつ入れたっけ?という卵の殻がずっと残っています…。)
卵の殻は酸性を中和してくれるので積極的に入れたいゴミです。
これだけやればおそらくミミズはうじゃうじゃ増えてくれるはず!
とりあえず“ミミズのための"シュレッダーとフードプロセッサーの調達から始めましょうか…。
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