「人生の暇つぶし」にお金をかけるか、かけないかが問題だ

2023.12.21


我々人間(というか生物すべて)がやらないといけないことなんて、本来は生きるための栄養補給とその素材の調達しかない。

日本ではそれに必要な時間なんて微々たるものなので、それ以外の膨大な時間は暇つぶしであると言えます。

 

結局のところ、この暇つぶしの時間に何をするかというシンプルな問題を考えれはいいだけなのです。

 

この暇つぶしの時間に、お金が必要な遊びをするならばその分のお金を稼ぐことに時間を費やさないといけないし、お金がいらない遊びをするならばそれに没頭すればいい

というそれだけのこと。

 

 

問題なのは、われわれ人間は暇なことに耐えられないということです。

だから、それを狙って娯楽ビジネスがわんさか存在する。飲食、ゲーム、ネット、音楽、スポーツ、娯楽施設などなど。住宅もそのひとつですね。

それらに釣られると、必要以上に労働しないといけなくなる。今お金が足りないと嘆いているほとんどの人はそれが原因だと思います。

 

「お金が必要な遊び」というのはほとんどは錯覚で、本当はお金をかけなくてもできるのにその発想がないゆえに余計な労働を強いられることになっているだけ。

「おしゃべりしてるだけで幸せよー。」

「散歩してるだけで幸せよー。」

という人ならお金なんてほんとにいらない。幼い子どもなんてまさにそれで、公園で走ってるだけでとても幸せそう。ゼロ円。

 

子どもと言えば、昔はそんなに娯楽がなかったから子どもが多かったのではないでしょうか。自分の人生を充実させるための子育て。

現代ではそんなことしなくてもお金をかければ充実させることができるので、結婚する人も子どもをたくさんもうけることもしなくなった。その代わりに何かとお金がかかるのでせっせと働くと。(子どもを育てている人でも結局お金のかかる娯楽にのめり込んでヒィヒィ言っている人ばかりなんですけど。)

 

私は家族との時間と日々の考察で十分満たされていますから、全然お金がいりません。公共施設も充実してますしね。

娯楽にお金をかける人たちが納めた税金によって幸せに暮らせている、という構図です。

めでたしめでたし。


経済