草刈り機より「鎌」、掃除機より「ほうき」を選びたい


体を動かして作業をするっていいですよね。

 

草刈り機を使うのが嫌になって今夏に大鎌を買ったのですが、改めて100%自分のエネルギーで作業することの良さを感じました。

 

ふと考えてみると、「これって本当に機械じゃないといけないの?」というものが結構あるんです。

最近気になり始めたのが、掃除機。あれも草刈り機と同じで、かさばるし重たいしうるさいし準備と片付けが面倒だしあんまり好きじゃない。(自分でやることはめったにないですが…)

はっきり言って、うるさい割にそんなにきれいになっていないんじゃないかとさえ思う。吸ってるだけですから。フローリングの上でガチャガチャ掃除機を動かしているのを見ると虚しささえ感じる。

 

その点ほうきはどうでしょう。かさばらないし軽いし静かだし電気も使わない。大量の"毛"で払っているので当然ゴミは集められる。こちらの方が魅力的だと思うのは私だけでしょうか。

 

ただし、ちゃんと良い物を選ばないといけませんけどね。

有名なのは、明治13年創業・山本勝之助商店(和歌山県海南市)「棕櫚箒(しゅろほうき)」というほうき。

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いいですよねー、こういうの。古くて良い一品。大好物です。

 

現代社会って、盲目的に最新技術を崇敬しがちじゃないですか。確かに優れたものもたくさんあるとは思うのですが、昔の人たちが至った境地をもう一度見つめ直して使ってみることから得られるものもたくさんあるはず。貧しい時代に考えつくされたものって、驚くほど合理的なんです。それらを今風にアレンジすることだってできるし。

 

 

最近我が家で使い始めた囲炉裏もそう。海の向こうから燃料を運んできて燃やすのではなくて、近くの木を割って燃やす方がどう考えても合理的じゃないですか。

そんなことを考えていると、昔の人たちの方がよっぽど賢かったのではないかとさえ思います。

 

鎌やほうきや囲炉裏が流行る時代が今後もしやってきたら、本当の意味で我々は賢くなったと言えるのでしょうね。