「みんなもやってること」にお金を使うな
お金の上手な使い方をひとことで表すなら、「より価値のあるものと交換する」のが正解です。
じゃあ価値のあるものは何なのかというと、「希少なもの」です。
これは裏を返せば「たくさんあるもの」は価値が低い、つまりお金をあまり使うべきではないということです。
物だけではなくサービスや技術についても同じことが言えます。
例えば習い事。
20年ぐらい前だとビアノが弾ける子は少なく、ある程度希少性のある習い事だったかもしれませんが、今や「とりあえずピアノでも習わせておくか」レベルの習い事になりつつあり、高い月謝を払ってまで習得するべき技術かというと少し疑問です。
もちろん、子どもが楽しんで習っている場合は別。技術の価値は相対的ですが本人が感じる楽しさは絶対的です。
どうせ同じお金と時間を使うなら、周りが誰もやっていないかつ本人が楽しいと思えるものを探してやらせる方が良いはずです。
かと言って希少であればそれだけで価値が高いというわけではありません。誰かにとって意味のあることでないとそもそも値付けされないですから。
ここで大事なのが、本人が楽しんでいるかという点です。本人が楽しんでいるということはその対象に魅力があるということであり、それはつまり他の誰かにとっても魅力があるはずだからです。
楽しくてみんなも結構やっていること=ただの消費(浪費)な場合が多いので減らした方が良い
楽しくてみんながあまりやっていないこと=投資となる場合が多いので積極的にやるべき
ということです。
世間ではみんながやっていて楽しくもないものにお金を使う人が大半なのですが…。
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