1,000万円かけて大学まで行っても幸せになれない日本の教育


そろそろ気付いたほうがいいですね。

子ども一人あたり1,000万円以上の教育費をかけるのが普通になった日本ですが、その成果が全然出ていない事実に。

 

四年制大学を出たとしたら、義務教育を終えてから7年も勉強し続けたということですから、超高等教育ですよ。院までいけば9年。

そこまでやれば、「まぁまぁ将来安泰でしょう」ぐらいになってしかるべきですが、現実は社会に出た途端「学歴なんて関係ない」という世界。

 

確かに就職の幅が広がったり生涯賃金が上がったりするのは事実ですが、それが幸福度の上昇に寄与しているかどうかは別の話。

結局は本人がいかに考えて動き、行動するか。そしてどんな時代に生まれるかにかかっているのです。

 

大卒がここまで一般的になれば、その教育費1,000万円も所詮「一般的な人」になるためのお金でしかない。単なる教育ビジネスの一顧客です。

それならはじめからどうすれば幸せになれるかを重視して、それに必要な教育は何なのかを考えて実行すべきではないでしょうか。

 

じゃあそれはどんな教育なのか、というのはとても難しい問題ですが、ひとことで言えば「得意を見つけて伸ばす」ということに尽きると思います。いかに成功体験を積めるかどうか。そしていくら失敗しても再チャレンジできる環境を与えられるかどうか。

もともとそれなりに出来る子がそれなりに成功体験を積めるというだけの今の教育は、それと程遠い気がしてなりません。

 

無論、高校や大学も子どもが減ってきたことによって、教育の質について改めて考え直さないといけない段階に差し掛かりつつあるようですが。


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