大学は学びたい教授に会うために行くところ


何度か書いてますが、最近の「より良い就職のためにとりあえず大学進学」という風潮に物申す記事。

 

大学って、学校というくくりにはなっていますが、基本的には研究機関であると考えるべきものだと思っています。

本格的に研究したいことがあり、その助言をもらうためにあの教授に会いたいという場合に通うべきところ。

そして、その研究を生かした道に進むことを目指すのが理想でしょう。

大学の偏差値なんて本来はどうでも良くて、自分の興味のある分野で優秀な研究者(教授)が在籍しているかが重要。

 

「とりあえず進学組」は、大学経営を支えるための"いいお客さん"でしかなく、大学に進学する本来の価値を享受できているかというと疑問です。

 

では高校を卒業した子どもたちに「本格的に研究したいこと」などあるでしょうか?

めったにないでしょう。

 

大人になり、社会に出ていろんなことを経験し、考えた後にやっと巡り会うという人が多いと思います。

つまり、社会人を経験してから通った方がよっぽど恩恵を受けられる学校なのです。

 

もちろん、はじめから医者になりたいとか弁護士になりたいなどの希望があったり、東大(教授が間違いなくトップクラス)に入れるほどの学力があってかつ在学中に研究対象を見つける強い意志があるような学生は例外ですが。

 

現実はかなり乖離していまね。

研究なんて程遠い、就職すら安心できない、ただお金がかかるだけの施設が乱立しています。いつまでこの慣習を続けるのでしょうか。


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