自給するなら米よりさつまいも
農業をして自給自足、で一番にイメージされるのはお米でしょう。
日本が栽培に適した気候であり、栽培技術が培われてきたことで自給のハードルもかなり下がっています。
日本人の主食だからというのももちろん理由のひとつでしょう。
しかしよく考えてみると、お米はあまり自給に向いていないのではないかと思うのです。
理由はシンプルで、機械ありきの作物だからです。
トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、脱穀機など。
ガソリンを燃やさないとできない作物だということです。それって本当に自給していると言えるのでしょうか。
もちろんそういった機械を使わず収穫することも可能ですが、手間がかかりすぎて完全に自給するのはあまり現実的ではないでしょう。
そう、お米は手間がかかりすぎるのです。主食として食べるものにしては、食べられるようにするまでの行程があまりに多い。必要な機械が多いのもそのせいです。
なぜそんなものが主食として採用(?)されているのでしょうか。
そんな疑問を、自給生活の大先輩に教えていただいたこの本で勉強。
おもしろいです。あー、だからお米なのかと。新たな視点を得ることができました。
私の結論としては、お米は機械によって大量生産が可能になって値段が安くなっているから主食として食べ続けるけれど、自給するするとしたらさつまいもなどの他の炭水化物を選びますね。
いもなら掘って火を通せばすぐ食べられますから。
保存性はお米より劣るでしょうが、それは研究すればなんとでもなるでしょう。
お米は大好きですし、日本人の健康を支えてきた作物であることは間違いないですが、機械屋さんの莫大な利益に貢献するのは気が進みませんからね…。
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