30代からは強制的に環境を変化させないといけない

2022.10.1


この記事、沖縄移住の伏線でした。

 

20代まではそこまで考えなくても若さでなんとかなってしまう。体力があるし、世間からも「まだ伸びしろがある年齢」として甘めに見られているので、結構いい加減でもそれなりに生きていける。

しかし30歳を過ぎるとそうはいかない。もういい大人。体力も落ちてくるし、世間からも「それなりにできることがあるはずの年齢」という評価になる。行動範囲もある程度固まっているので人脈が大きく広がる見込みもない。つまり、その時点で年相応のポジションを獲得できていないと、どんどん貧しくなってしまう可能性が高いということ。

そう考えると、「20代までにポジションを獲得して、30代からはそれを守り続けることが大事」ということになる。日本のサラリーマンはまさにそれで、「 30代からのジリ貧」を会社の成長で補うことで生き抜くという戦略が一般的。だから世間でも「30代から新しく何かを始めるのは危険」という風潮がある。

しかし今の社会では頼みの綱である会社の成長にも期待できない。ということは「ポジション守り戦略」は現代では通用しにくいと考えられる。ポジションを守っているはずが、知らない間に自分の価値がどんどん下がっていて気付けば何にも残っていない、なんていう状況になりかねない。

 

では「 30代からのジリ貧」を何で補えばいいのか。

 

ひとことで言えば、変化でしょう。

「危険だ」という風潮にのまれずにポジション守りから抜け出す道を探ること。

 

何の勝算もない道はさすがにいけないけども、それまでに得た知見を生かせる道を模索することは半ば強引にでも実行するべき。20代にはフル活用できていなかったであろう頭をしっかり使って。たぶん30代以降はその繰り返し。

 

ただ、最近は「自分一人ならなんとか生きていける」というジリ貧の道を選ぶ人も少なくない。

いろいろと便利になってしまったので、いちいち将来のための戦略を考えることも面倒になってしまったらしい。でも成長しないこの時代にその道を選ぶことのリスクは計り知れない。

実際に、貧困で苦しむ人の数はどんどん増えているし。

それがまさに今の日本。この国でどうやって豊かに生きていくか。

30代、考えましょう。