結局少子化が問題なのではない
少子化&人口減少のスピードが早まってきたようなので再投稿。
改めて衝撃。23年出生数、過去最少75.8万人と厚労省が本日正式発表。1年で5%減少。76万人を切るのは2035年と予想されていたが11年早まった形。周産期医療現場では日々目の当たりにするが、社会に目を向けても社会保険料は右肩上がり等社会の基盤が崩れていくのを感じる https://t.co/u8ENmger87
— ふらいと(今西洋介)@小児科医・新生児科医 (@doctor_nw) February 27, 2024
日本衰退の全ての原因はつまるところ少子化にある、という見解がありますが、本当にそうなのかな?と思い始めました。
時代によって適した、というか自然な人口水準ってあると思うんですよね。
昔は出生率が高かったので、人口増加とともに成長できた
ここ数十年は出生率が減って人口も減ったけど、エネルギーの消費とモノの効率化で成長(維持)できた
という具合に。
そこで問題なのは、人口増加とともに成長できた時代の仕組みのまま、人口減少時代を乗り切ろうとしていることなんですよね。
社会保障制度がまさにそう。どんどん減っていく現役世代で、どんどん増えていく高齢者たちを支えようとしている。
この時代錯誤な仕組みさえ変えてしまえば、あとは減ろうが何をしようが、適した人口になるのを待つだけでいい。
「このままでは日本人がいなくなる!」という主張もあるようですが、たぶんそんなことありえないでしょう。
そうなる前に国の運営が楽になる人口水準になるので、待遇が良くなって出生率が再び上がり始めるはず。
もしくは、運営を支えるほどの外国人が移住してくる(移住させる)はず。
つまり一番の問題は、その時代錯誤な仕組みをどうやって変えるのかという点。
つまり、高齢者たちをどうやって無視するのかという問題。
それをできないがために、いつまでたっても「少子化がー、少子化がー」と言っているのが今。
人口減少スピードが想定以上に早まっており、さらに加速していきそうなのでそろそろその仕組みの部分が変わるような気がしています。
生き残るのが最前の戦略。果報は寝て待て。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません