子どもへの教育は「国語」だけで良い


今の小学生は英語、プログラミングまで教わるらしいですね。なんだか忙しそうで気の毒です。

はっきり言って、子どもに教える教科って国語だけでいいんじゃないの、と思っています。

もう少し具体的に言うと、「言語を上手に使う能力」を高めてさえいればいいと思っています。

なぜなら、言語を上手に使うことができれば、分からないことや知りたいことを言語化して人に伝えられるからです。また、複雑な思考も高い言語能力がないとできないからです。言語は全てに通ずる道具です。

それさえ習得していれば大人があれやこれや教えこまなくても、自分でちゃんと興味のあるもの、向いているものにたどり着くことができると思うのです。逆に、やりたくないものをはっきりさせるにもやはり言語能力が必要が必要です。

言語だけは人とコミュニケーションをとるためのスタートですから早いうちにみっちり学ぶべきだと思います。伝えるだけでなく人の言葉を聞いてきちんと理解するにももちろん言語能力は必要ですしね。

それを疎かにして、どこまで本当かわからない歴史や中途半端な英語、もはやプログラミングと呼べるのかもわからないプログラミングなどに時間を割くから、自分のやりたいことがわからない、やりたくないことでも嫌々続けてしまう人間が大勢生まれるのではないでしょうか。

いろんな教科を詰め込んで苦手な分野をつくってしまうよりも、高い言語能力を持たせてあとの分野はフラットにしておいた方が長い目で見てプラスに働くはずです。

(古文漢文なんて論外!故人とコミュニケーションをとろうとしているのでしょうか…。)

教育指導要領なんて堅いことを言わずに、言語をしっかり教えてあとは自由、なんていうやり方でもそんな悪い世の中にはならないと思いますよ。


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