500万台で買える3Dプリンター住宅が思ったよりすごかった


兵庫県西宮市にある3Dプリンタ住宅メーカーのセレンディクスが開発中の家がなかなか良さげだったので紹介します。

テレビ大阪の番組で紹介されていたのが分かりやすかったのでスクショ連貼り。(手抜き)

出典:2022/06/13テレビ大阪放映 300万円で家が買える!? 進化する「3Dプリンター」最前線https://youtu.be/tJYSbWqdvGk

 

個人販売用 3Dプリンタ住宅プロトタイプ「フジツボ モデル」概要


構造:鉄筋コンクリート(RC)造平屋
住宅開発主体:セレンディクス
住宅設計:慶應義塾大学 益山詠夢特任准教授
技術監修:慶應義塾大学 松岡康友特任准教授
全体監修:慶應義塾大学 田中浩也教授
延べ床面積:49m²
最大高さ:4m
設置箇所(予定):愛知県小牧市内 百年住宅工場内
完成目標日(予定):2022年秋頃

1.技術面
・日本の建築基準法に準拠
・トータル24時間以内に施工完了
・人の作業を不要とする単一素材で複合機能を持たせた3Dプリント住宅を実現

2.居住面
・30m²―100m²の広さを確保
・1階建て平屋、高い天井のある快適な室内
・構造強度・耐火性・耐水性・断熱の担保

3.価格面
販売価格を通常の住宅価格の1/10(車1台の購入価格に相当する、500万円を目指す)

出典:個人向け3DP住宅「フジツボモデル」共同開発計画をセレンディクスが発表|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)

 

ね?結構凄いでしょ?しかもこの放送時の情報では完成間近。次の春には販売。

見た目の無機質感とかフジツボというネーミングセンスはちょっと残念ですが、それは安さで帳消しです。恐らく最終的に500万台は無理でしょうけど。600万台でも上等。

何千万も払ってダサくて無駄に大きくて脆弱な箱を建ててしまうよりは、RC造の平屋を数百万で建てる(印刷する?)ほうが潔くていいと思います。構造も単純だし、耐久性も結構あるのではないでしょうか。

 

気になるのは湿気。その対策さえちゃんと考えれば選択肢として十分な住宅になりそうです。

今住宅購入を考えている人は春まで待ってみてもいいかも。

 

大きな力に潰されないといいけど!