大工見習いの正しい道具の揃え方


先に言っておきますが、32歳大工見習いの私はどのようにして大工道具を揃えていくべきか、について考察するだけの記事です。

大前提としておさえておくべきなのは、大工としてのスタートがかなり遅い、つまり技術で他の人と肩を並べようとするのは無謀だということです。

ということは、せめて道具だけでもそれなりのものを早く揃えて使い始めるべき、というのが答えなのではないでしょうか。

 

問題は「それなりのもの」の選択が難しいこと。なにせ道具に関する知識が無いのですから、道具の善し悪しが分からない。

経験が無いなら安物で練習して上達してから良いものを買ったほうがいい?

経験がないからこそはじめから良いものを買って早く仕事を覚えた方がいい?

ネットショッピングができる今、選択肢がピンからキリまであるため余計に難しいのです。

 

新品がいいのか中古でもいいのか

いわゆるプロ向けにするべきなのかライトユーザー向けでもいいのか

大きい方がいいのか小さい方がいいのか

そもそも本当に必要なのか別に無くてもいいのか…

 

今迷っているのは鉋(かんな)。

価格は1,000円に満たないものから10万近くするものもある。もちろん中古も探せばたくさんある。大きさも様々。

 

…選べない。

 

そんな中、Twitterにてこんな発言を見つけました。

ただでさえ調整に技術が必要な道具なのに、初心者が他人が使い倒した鉋を上手に使えるわけがない、という理由で鉋は新品がいいみたいです。あと、日当3日分がいいという目安もあるんだとか。(え、高くね?)

まぁ私の場合は主に工場の大型機械で作業するのでそこまで使用頻度は高くないため、そんなに上等じゃなくてもいいのではないか、という自己判断でとりあえず1 万円台のものを選んで買ってみようと思います。頻度が低いとは言え、長く使うことを考えると1000~5000円とかで買えるものは適しないと判断。

 

使用頻度の高いものは、使いやすさや耐久性を考えてプロ向けのもので早く仕事を覚えるのが良さそう、というのが現時点での私の見解です。

 

「大工への報酬は道具への報酬」と言っても過言ではないから良い道具を揃えたもん勝ちと考える人もいるようです。

 

まだまだ必要な道具はいろいろありそう。

貯金が無い人には遅いスタートの大工は難しいかもしれませんね…。