賃貸マンションの効率が良すぎる
これまで賃貸マンション→戸建て→賃貸マンションと住まいを移ってきて思ったこと。
賃貸マンションって住まいとしての効率がめちゃくちゃ良い。
分かりやすいのが空調。
上か下か横には必ず部屋がある(それも複数。人が住んでいれば空調も効いている)ので、その分外気の影響を受けにくい。
断熱材が詰め込まれていなくても室温の変化が少ないというのは素晴らしい。
言い換えれば、他人同士が協力し合って住環境を整えているということですから、文化としても評価されるべき形態だと言えるでしょう。
次に管理面。
戸建てだと持ち主個人の判断に委ねられるため、メンテナンスを怠って寿命を縮めているということが起こりやすい。
一方マンションだとオーナーが(自分の収入のためにも)責任を持って管理しているので建物の寿命は長い傾向にあります。
ちなみに分譲マンションは最悪で、管理に関する権限も一緒に"分譲"されているので適切な管理を行うのが非常に難しい。文化としては無くなるべき形態の住まいですね。
そして金銭面。
マンションではあらゆるものを共有しているため、一世帯あたりのコストが安い。
「賃貸並みの支払いでローンを組んで戸建て買えるぞ!」
という売り文句がよく聞かれますが、これは裏を返せば「借り物なのにローン支払い並の値段で済んでいる」ということです。
マンションオーナーのローン+利益=賃貸料≒戸建てローン
ですからね。マンションがいかに効率よく建てられているかがわかります。
そして自由度。
いつ引っ越してもOK。当たり前ですが退去すれば支払いも終了します。なんと便利な仕組みでしょうか。家族構成、仕事、価値観の変化によって住まいを変えられるという自由度の高さは賃貸ならではのことでしょう。
最後に戸建てのフォローをしておくと、賃貸マンションでは遊び心には欠けますね。広さもイマイチ。広いマンションの賃貸物件は高いのです。マンションでひとつひとつを広くすると効率が悪くなるのだと思います。
「家」を存分に楽しむにはやはり戸建てに限りますね。学ぶことも多いです。効率的には賃貸マンション、豊かさ的には戸建て、という感じでしょうか。
良心的な値段で部屋を貸してくれるマンションオーナーの方々には感謝しなくてはいけませんね。
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