貧乏と贅沢を組み合わせれば出費はゼロ


贅沢ってのは、日常からの乖離があってこそ成り立つわけですよ。

その乖離にお金を払って楽しんでいる。一般的にはたくさん払えば乖離も大きくなって、より満足感が得られる。

 

贅沢すればするほどお金もたくさん必要だから、そんなにしょっちゅうはできない。

…はずなのに多くの人はしょっちゅう贅沢して「金がない金がない」と嘆いていますね。

 

まぁそれは置いておいて。

 

乖離を楽しむのが贅沢なのであれば、プラス分を大きくすることだけを考えるんじゃなくて、日常をマイナスしてやる方法もあるんですよね。

 

極端な例ですが、1食抜いて次の食事に2倍お金をかける、とか。

出費的には日常と変わらないのですが、おそらく贅沢した満足感は得られるはず。そのときなぜかプチ貧乏のマイナスは忘れてしまえるんですよね。むしろ楽しめたりなんかして。

 

つまり、プチ貧乏とプチ贅沢を組み合わせることで、実質出費ゼロで贅沢を楽しめるというわけです。

もっと言えば、このプチ貧乏を大きくしていけば贅沢もたくさんできるようになる。

それの究極が、「生活水準を下げる」という表現になります。わが家はこれが上手です。(余談)

 

一番良くないのは、贅沢な家を購入してしまうことです。生活水準を上げるための行為だからです。住宅ローンで購入している場合、その水準は下げたくても下げられない。

日常の水準が上がるとそこからの乖離を設けるためにさらに大きな出費が必要になり、生活が苦しくなる。こんな世帯ばかりですね。

本来なら、贅沢な家に住んでいるので他の贅沢はほとんど必要なくなるはずなんですが、人間そうはいかないもので贅沢が日常になって結局+αが必要になる。

要は、家なんて質素で良いということです。どうせ慣れますから。家は質素でちょくちょく贅沢、の方が確実にトータルの満足度は高いですから。むしろお釣りが来る。

 

 

この考え方を持っていればもっと簡単に豊かになれると思うのですが。

来年も、質素にいきましょう。


家計