消費増税は現役世代にとって喜ばしいこと


消費税が増税されるたびに日本国民が、特に現役世代が騒ぎ立てていますが、実はその現役世代にとっては消費税が高い方が暮らしが豊かになるかもしれないんだよ、というお話。

 

簡単に説明すると、

その数と保有資産が圧倒的に多い「高齢者」は必然的に消費量も全体に占める割合が大きい。

消費増税するとそこから徴収する額が増えるので、再配分効果が大きい。

つまり、消費増税は高齢者から効率よくお金を回収するのにうってつけの手段なのです。

 

一番良いのは消費税を上げて所得税を下げること。

高齢者はほとんど所得がないですから、そこを上げても高齢者からはほとんど取れない。現役世代だけの負担が増えるのが所得増税なので、それよりかは消費増税を喜ぶべきなのです。

 

高齢者からの再配分と言えば相続税がまず浮かぶと思いますが、超高齢化社会の今、相続先も60歳を過ぎた高齢者だったりするので再配分機能がイマイチなんですよね。

というわけで、現存する制度で一番良い再配分方法は消費増税というわけです。

 

「資産税」があれば一番いいんですけどね。貯めてる分だけ税金を取られる制度。そうすれば必然的に高齢者から多く徴収することになります。そして貯金のない人からは取れないので貧乏人から文句も出ないと。

 

まぁ貧乏人は取られてようが取られてまいが文句を言うかもしれないですけど。


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