マイホームの購入時期は遅ければ遅いほど良い


マイホームの購入を考え出す時期と言えば子どもが生まれたときというのが代表的ですが、タイミングだけの話で言うとこれはあまり良くないと思っています。

なぜなら、一緒に住む家族の人数の変化に対応できないからです。

4人で住むつもりで建てたけど2人目の子どもは結局諦めた、または3人目4人目にも恵まれたということが当然ありうるわけです。

そして、子どもが巣立った後のことを想定していないという問題もあります。4人暮らしを想定した広さの家に夫婦2人で10年も20年も住むのはやはりおかしいと思います。

言ってみれば子どもが巣立った後も同じ量の食材を買い続けているようなものですから。

 

これらの理由から、マイホームの購入は一緒に住む人数が定まってからがベスト。というか、まとも。

つまり、本当は子どもが巣立った後にすべき。となると必然的に大きい家は必要ないため住居費が抑えられます。

 

そこまで賃貸で暮らしてきたのに子どもが独立した後、今さら家を買う必要があるのかと思うかもしれませんが、そのタイミングで購入すれば賃貸派のデメリットである「高齢者は賃貸物件を借りにくい」を解決することができるのです。

さらに言えば、これからの時代、後にずらせばずらすほど家あまりが発生して手頃な値段で中古物件を手に入れられる可能性が高くなりますし、家に対する技術や知見が進んでいるため、粗末な家を購入してしまうリスクを避けられるというメリットもあります。

 

もちろん多額の住宅ローンは組めないのでそのときまでにしっかりお金を貯めておく必要はありますが、逆に言えば身分不相応な家に手を出す心配はなくなるのでそれもメリットになるかもしれません。

 

これがマイホーム購入を「消費」と捉えたときの最適解かと思います。「不動産投資」として捉えるならまた違う解があるのでしょうが、それは人生をかけたギャンブルになるでしょうね…。