公開日:2017.3.30
最終更新日時:2017.4.20

調湿機能のある唯一の断熱材「セルロースファイバー」が気になる


断熱について勉強中です。

今回はベストな断熱材は何なのか、というお話。

 
 

セルロースファイバーとは?

天然の木質繊維を利用した断熱材です。

高い断熱性はもちろん、

撥水・防熱

防カビ・防錆

遮音・吸音

そして、吸・放湿性もあるという優れもの。
 

唯一の調湿機能がある断熱材!

こいつがね、すごいんです。

調湿、つまり湿気を吸ったり吐いたりしてくれるんですよ!

と言ってもいまいちわかりませんよねー。
 

調湿してくれると何がいいの?

具体的に説明すると、

断熱するときは必ず「結露対策」をしなくてはいけません。

なぜなら、

断熱すると、家の中と外の温度差ができて、それが結露の原因となるからです。

なので、断熱材を入れるときは同時に「防湿シート」なるものを一緒に入れて、結露の原因となる湿気をシャットアウトするんです。

しかし、この施工が難しい!!

なぜなら、隙間を一切つくってはいけないから。

柱やらパイプやら配線やらがあるなかで、全く隙間なくシートを張るなんてことができますか?

相当断熱にこだわっている業者さんなら信用できるかもしれませんが、ほとんどの現場では「ちょっとぐらいいいだろう、チェックされるわけでもないし」という感覚で施工されるのが現実のようです。

そして、その隙間から湿気が抜けて、思いっきり温度差ができている壁で、結露、結露、結露。

 
そこで、断熱材に調湿機能があればどうなるか!

結露する原因となる湿気を吸い込んでくれるのです!

そして、今度はその湿気を乾燥してきたときに吐き出してくれるのです!

なので、調湿機能のあるセルロースファイバーの場合は、必要な量さえしっかり施工されていれば防湿シートもいらないとのこと。
 
 

セルロースファイバーの施工方法は?

セルロースファイバーの施工方法には「吹き込み」と「吹き付け」があります。

吹き込みは、セルロースファイバーを単純に壁の間に詰め込むやり方。

吹き付けは、セルロースファイバーと接着剤を同時に噴霧して壁を覆うやり方。

吹き付けのほうが、しっかり接着してくれるので隙間なく施工しやすいのかな?
そこはまだ勉強中。
 
 

グラスウールとの比較

日本の住宅の8割で使われているという、グラスウール。

グラスウールとは、ガラスを繊維状にして袋詰めにした断熱材なのですが、それと性能的にどう違うのでしょうか。

一番重要な断熱性ですが、これは特筆するほど大きな差は無いようです。

どちらもきちんと施工すれば、十分な断熱性が得られます。
 

そして、調湿性。

これは先述の通り、セルロースファイバーは唯一の調湿機能を持った断熱材ですから、グラスウールは劣っていると言えます。

むしろ、グラスウールは湿気にかなり弱いです。

材質がガラスなので、一度水分を含んでしまうと放出するには時間がかかります。

防湿に欠陥がある家のグラスウールは、びしょびしょで重たく、断熱性も落ちて家を腐らす原因になりかねません。
 
 

セルロースファイバーのデメリット

魅力だらけの断熱材ですが、デメリットはないのでしょうか?

もちろんあります。

それはズバリ、比較であえて挙げなかった「価格」です。

先ほど比較したグラスウールがこれほど広く普及しているのには、価格が安いという理由が大きいようです。

セルロースファイバーの価格の目安としては、高性能グラスウールの約2倍だそうです。

住み心地や冷暖房のランニングコストも含めると、長い目で見れば断熱にしっかりお金をかけても十分元はとれると思いますが。
 
 

家と体にやさしい断熱を

普通に考えて、

「外気を完全にシャットアウト!」

「機械で24時間強制換気!」

って、不自然ですよね。工場ですか?

力技で対処しようとするから、機械で換気しなくちゃ危険が出てくるような家になるんですよ。

24時間換気システムとか言いながら、実際には住人によって換気扇はオフ状態ですし。
 

みなさんもっと勉強して賢くなって、住み心地のいい経済的にも環境的にもいい家をつくりましょうよ。



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