国民の豊かさはGDPではなくて「人生の自己決定度」で測るべき
資本主義って、結構いい仕組みなのでは?
という記事を書いたばかりだけど、やっぱりどうしてもまだ納得いかないのが
GDPで国の豊かさを測るという点。
資本主義がいくら自由な社会だとしても、「お金が使われれば使われるほど豊かになる」という体で物事が決められていくのは良いこととは思えない。
そんな中、興味深い記事に出会った。
自己決定は所得や学歴よりも強い影響を持っている。自分で人生の選択をすることが、選んだ行動の動機付けと満足度を高める、それが幸福感を高めているのであろう。
これはおもしろい。
ご存知の通り、収入の額も確かにある程度は幸福度に影響するが、イコールとは言えない。
より幸せな暮らしを求めて、銀行を辞めて田舎に移住する人もいるぐらいだ。
では、田舎に移住する人の幸福度はどうすれば測れるのか。
そう、「自己決定」だ。
都会で一流(と思われている)企業で仕事をするという道を捨てて、自分に必要なものは何かということに向き合いながら田舎で暮らすという決定を自分でして、それを実現した。
幸福度が高まらないはずがない。
たくさん稼いでたくさんお金を使うことに喜びを感じるかどうかは、稼ぎたい人とそうでない人で違う。
でも、自分で物事を決められることに喜びを感じるのは、稼ぎたい人もそうでない人も同じだ。
だから「自己決定度」で幸福度を測ろうじゃないかって話。
この指標の認知度が上がれば、やりたくないことをスパッとやめるという文化がもっと広まって、より活気のある社会になるのではないだろうか。
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