真理を表す故事・ことわざ②「妻の言うに向う山も動く」


今回は家族にまつわることわざ。

 
 

妻の言うに向う山も動く

読み方

つまのいうにむこうやまもうごく

意味

夫にとって、妻の述べる意見の影響は大きいことのたとえ。

『向う山』は、向こうに見える山という意味で、動くはずのない山でさえ、妻の発言では動くという意。

 
 

世間ではこれを

「尻に敷かれる」というのだろうか。

なんと貧しい表現でしょう。

 
 

妻の強い願望の「正しさ」

女性の勘、または直感というものは、きっと昔から「当たるもの」という認識があったんでしょうね。

根拠はないけど、こうしたほうが良いと思う!

というやつ。

 
一般的に、感情論を嫌う傾向にある男性のこういう能力はてんでダメで、

論理的でないと納得できなかったり、急に「直感が…」などと言い出しても掘り下げると目先の利益に飛び付いているだけだったりする。

 
何なんでしょうね。

女性はそういう感覚が優れた生き物なんだろうか。

 
 

私が銀行を辞めて田舎に移住し、農業を始めたのも完全に「妻の言う」に影響された結果です。

初めは

「田舎で農業?貧乏になりたいの?ナシナシ。」

だったのが、いつのまにかその正しさに引っ張られて

「田舎で暮らすことこそが自分を活かす道!」

とまで思うようになってしまったのはまさにこのことわざ通り。

 
 

「嫁ブロック」ならぬ「嫁ブースト」

夫が妻に反対されて、何かができなくなるという様子を「嫁ブロック」を受けたというそうだ。

そのブロックを

「こうしたほうが良いと思う!」

という「妻の言う」だととらえて、「ブースト」にできるぐらいの気概を持つ夫でありたいものだ。

 
たまに、ただのわがままなときもあるから難しいが。