専業主婦の承認欲求は誰が満たすのか
外に仕事に出ていると、給与という揺るぎない成果が得られるのでそれによってある程度承認欲求が満たされる"らしい"のですが、専業主婦となるとそうはいかない。
こんな意見が多数。
↓
前も言うたけど、専業主婦は「承認欲求」という面において非常に満たされない仕事です。兼業主婦なら外の仕事では得られるだろう承認も、専業主婦だと一切ないどころか、世間から楽してると誤解されるわけで。これはかなりキツいので、そりゃ愚痴も出るさと思う。 https://t.co/8H4o4ZxvSb
— しお(汐街コナ) (@sodium) October 19, 2022
専業主婦は偉いとかお金稼ぐより大変だとかは思わんけど、金稼いでないから価値がない扱いされるのは可哀想だし、承認欲求満たす機会がないのは辛いだろうなって思うのよね。
— hiro@NMLP全力待機 (@hiro55027550) October 20, 2022
「私が専業主婦で、金を稼いでいなかった時、社会的承認欲求が満たされる道ってのは、完全に無かったのね」
「そんなことないだろ!」
「そう思う?あんた無職で私に養われたら、卑屈にならない自信ある?」
「なってみないと分かんない」
「世界が敵でも平気だけど、身内が敵なのは痛過ぎるのよ」— なん・抜け首・佐川 (@nankuru28) June 15, 2015
専業主婦は社会から疎外された孤独感が拭えないし、社会的な承認欲求が満たされない。故に自分のテリトリーである家庭においては唯一の相手である夫にその全てを要求する。しかし、夫が社会の理論を持ち出すと一気に敵に見えてしまい、テリトリーを守るためマウントを取りに来る。働く側=社会=敵。
— パラディドル@多忙リプ少なめ。 (@4hykI) May 2, 2023
これらのツイートでも答えが出ていますが、専業主婦の承認欲求を満たす役割を担えるのは夫しかいないんですね。
ただ、これもなかなか難しいのです。(あくまでも私個人の意見ですが)
理由はいくつかありますが、ひとつは給与によって承認欲求を満たしているという自覚がない点。
給与と自分の価値を結びつけていないので、「別に専業主婦も同じように働いてるじゃん。家族が元気に暮らしているのが何よりの成果じゃん。」と考えてしまう。
「外で働いていたらちゃんと給料が入って成果がわかりやすいけど専業主婦は…」と言われてやっと
「あぁ、そんなもんなのかなぁ」
程度に気が付くぐらい。
だから、給与の代わりとなるものを自分が提供しないといけないという役割にピンとこない。
そしてここでふたつめの理由。
この「給与の代わりとなるもの」は(おそらく)労いの言葉なのですが、自分と相手が対等だと思っているので、
「よくやってるよ、君は」
みたいに声をかけるのは上司でもないのに不自然だと考えてしまうのです。
もうひとつ理由をあげるとするならば、タイミングがない。
仕事なら毎月決まった給料日がありますが、労いの言葉をかけるための日など決まっていないので、タイミングがない。
あってせいぜい、母の日とか誕生日とか。となると頻度が少ないし、別に何かやれと決まっているわけでもないのでいざやるとなると非常に(それこそ仕事より何倍も)難しいのです。
承認欲求が満たされないと何が良くないかと言うと、自己肯定感が養われず精神的な負担が大きいことと、人によっては承認を外部に求めた結果、必ずしも社会にとって良いとは言えない活動(宗教とか)にハマってしまう可能性が出てくることです。
逆に言うと、専業主婦はそういう活動をする人たちに狙われやすい…!
いっそのこと、給料日みたいに専業主婦を労う日(具体的なやり方まで!)を決めればみんな幸せなのでは…
などと言うと大バッシングを受けるのもわかっているのですが、ついついそんなロマンチックとは程遠い考えに至ってしまう頭の固い人間です…。
でもひと昔前の男たちって妻に対して絶対そんなケアしてなかったですよね?
周りもみんな専業主婦だったからそれで問題なかったのかな?今は少数派だから、働いている人と比べてしまうようになったのかも。
仕事を引退した老人はどうなんでしょう。やっぱり同じように働いている人と比較してモヤモヤしたりするんだろうか。
と、特にまとまらないまま考察を終える…。
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