自分の欲求を早めに止めておく、という賢い生き方
人間の欲求には限界がありません。
ずっと行きたかったところに行けても、また別のところへ行きたくなる。
最新のスマホを手に入れても、新しいのが出ると欲しくなる。
年収が300万円の人が一気に1000万円になっても、いずれもっと欲しくなる。
ずっと夢見ていたことが叶っても、叶った喜びはいつか忘れて、それが当然かのように過ごします。
追っても追っても満足することはありません。
満足できないどころか、追えば追うほどその欲求は大変なものになって、むしろ欲求が全然満たされない状況にさえなってしまいます。
であれば、どこかで自分の欲求を止めることを考えた方がいいですよね。
「どうせ飽きるんだし、今欲しいものを買っても仕方がない。」
という感覚。
それを言うと、頭の固い老人は「これだから今の若者はハングリー精神がなくてダメだ」と思うのでしょうが、今の時代はそれが悪い選択とは言い切れない環境なのです。
体を壊してしまうほど頑張らないと満足できないぐらいに欲求がエスカレートして、おかしくなっていることが山ほどあります。
周りの人(今ではネットのせいで世界中がその対象になる)より年収が高くないと、いい車に乗らないと、いい家に住まないと喜びを得られない人と、
他人のどうこうは気にならなくて、庭で撒いた種が芽を出したことに十分な喜びを得られる人
前者ばかりの世の中ではみんなハッピーになれませんが、後者ばかりならみんなハッピーになることができますよね。
小さいことで十分な喜びを得られるところで、次の欲求を本当に追うべきなのかどうかを立ち止まって考えることも必要だと思うのです。
そのほうが賢いし、楽だし、楽しい。
本当の成長とは何なのか、考えながら進まないとしんどくなるばっかりですよ。
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