夫婦は別々の戦略を持っていた方がうまくいくと思う


この前、武田鉄矢さんがラジオで

「夫婦は向かい合ったり、同じものを見てちゃうまくいかない。喧嘩になるから。背中合わせで戦った方がうまくいく。

みたいなことを言っていて、なるほどなぁと思った。

 

基本的に男女は感性がまるで違うので、真から分かり合うことは不可能。同じ花を見て「きれいだね。」と共感してめでたしめでたし、とはいかない。

だから夫婦なんてうまくいかない、ではなくて、それを逆手に取ってそれぞれが違う戦略で同じ目的のために動けば1人よりもうまくやっていけるはず。

 

例えば、夫は仕事、妻は主婦というパターン。環境がまるで違うので、それぞれが得られる経験、情報の幅も広がって家族にとってはかなりプラスになる。

共働きだとしても、せめて違う業種がいいはず。2人とも公務員とかになると、確かに待遇はこの上なく良いが世界が狭すぎて長い目で見ると不利になると思う。特に子どもにその影響が色濃く出そう。

 

子育ては、夫婦で子どもという同じものを見て動くもの(つまり背中合わせではない)なのでしばしば問題が起こりがち。最近は夫も育児に積極的に関わるべきという風潮があるのでその傾向はますます強くなっている。

その点を鑑みると、やはり育児は妻に決定権を持ってもらって、夫はそのサポートという立場を取るのが理想な気がする。(そうすると「手伝うって何?一緒にやるんでしょ!?」という批判が来るらしい)

家庭内では会社のように上下関係、役割分担がきっちり決まっていないので、子育てにおける"背中合わせ"のやり方がわからず衝突してしまう夫婦も結構いるのではないだろうか。

 

個人的には、男は理屈で、女は感性で勝負するのがいいと思っている。

男は理屈で動いてしまうので、自由になってもどうせくだらないことしかできない。だから余計なことを考えずに自分ができることを家族のために淡々とこなせばいい。

一方、女は感性に優れているのでどんどん自由に動くべき。世の中にある素敵なものを敏感にキャッチして、家族に提供する。

 

男が支えて女が回す。家族だけでなく社会ってそんな感じ。

 

のはずが、最近は男、女と区別することさえタブー化され始めた。そりゃうまくいかないのも当然…。

 

日本よ、背中合わせを思い出せ。