平成と令和の日本はバブル期以前の資産を消費して延命しているだけ


不況不況と言いつつも壊滅せずにここまでやってこれているのは、バブル期に金にものを言わせて生産しまくっていたからだと思うんですよね。

建物なんかがわかりやすくて、日本には築40~50年の建物がすごく多い。好景気に建てられた住宅、ビル、その他商業施設ですね。たとえ不況でもとりあえずそれらの建物があるから住めるし、働けるし、商売できているというのが現在。

 

ではこの建物の寿命が来るとどうなるか。当然建て替えないといけません。そのお金は誰が出すのでしょうか。果たして立替費用を取り返すような商売が成り立つ社会情勢でしょうか。ただでさえみんなギリギリでやっているのに。

まさに今、寿命について考えないといけない時期が来ているのです。メンテナンスをしっかり行っていればまだまだ持つと思うのですが、残念ながらそんな建物はあまりありません。なにせずっと不況なのですから。

 

そもそもバブル期に建てられた建物はあまり質が良くないという問題もあります。儲け重視で造られていますから。

昔からある商店街とか、改めて見てみてください。ボロボロです。コンクリートもひび割れています。省けるコストは省いてだましだましやってきたのです。

 

物だけでなく、人もそうです。高齢者という過去の資産に頼って少子化問題を軽視していますね。

食い潰せる資産がなくなったとき、日本はどうなるのか。

 

日本はこの事態から目を背けながら落ちるところまで落ちていくのでしょう。さて、どんな社会に生まれ変わるのか。今から楽しみですね…。