32歳、大工見習いの戦い方


大工になって、8ヶ月。

家具作ったり現場に出たり、思っていたよりもいろいろやらせてもらえて、おかげさまで楽しく仕事をしています。

さて、だからといってこのまま何も考えずただ言われたことをやるだけの大工でいいのかという問題。

なにせスタートが遅い。いくら人手不足と言えども知識と技術がほとんどない私がこの業界で不自由なくやっていけるかどうかは甚だ疑問。

 

一番は待遇の問題。

日当の上げ幅に限界がある。一人前の日当を得られるまでに時間がかかりすぎるし、それに至るまでの投資を考えるとその日当も割に合わない気がする。というかあまりにも非効率。

(まぁこの歳で大工になろうとする時点で効率は考えるべきではないのでしょうけど。)

 

引退する大工さんから道具をもらったり、業界の環境が変わって報酬が見直されるなどという可能性も無くはないですが、それを期待するだけで何も策を打たないというのはさすがに無鉄砲。

 

じゃあどうするか。

一番一般的なのは独り立ちを目指すこと。自分で単価を設定して仕事を取ってくるというやり方。日当はそれなりに上げられる。

 

でもやはりこれも一人前になってからの話なので結局遅い。戦い方としては違う気がする。

 

じゃあ別の道。

 

自分でひとつの物件を手がけるというのはどうか。

ある程度技術を身につけたら身銭を切って物件を持ち、きれいにして人に提供する。いわゆる不動産投資。

技術と知識が身に付くし、自分の物件なので余り材も使ってもいいし、多少失敗しても問題ない。(最悪自分で住めばいい…!)

 

これの問題は、そんな物件が存在するのかということ。

借金せずに買えて、躯体がしっかりしていて、そんなに遠くないところにある物件。

工務店つながりでポロッとつかめたりしないでしょうか。

 

そんな物件に出会うのが先か、一人前になるのが先が。

未来は全く読めないですが、とりあえず今は技術と知識(特にリフォーム関係)を吸収することに力を入れます。

 

 

それにしても新しい人が入ってきません。どこもそうみたいです。半人前にもなっていないのに一人前並の仕事を振られるようなことにならないといいのですが…。