「現金は目減りする」は金融屋のセールストーク
現金は目減りする。本当に?
物価が上がっているので確かに物に対しては目減りしていることになる。
でもそれは"今"そうなっているだけのことで、今後ずっと目減りし続けるという話ではない。
今まで30年間ずっとデフレで物の値段は下がり続けてきた。
じゃあそのときに「現金の価値が上がっている!」「株よりも現金!」という声が聞かれたか。
全くなかった。
むしろ「預金金利が低いから投資へ!」などと言って、デフレ下でもやはり金融商品を買うように仕向けられていた。
要するに、現金を悪く言うのは金融屋のセールストークに過ぎないのです。(株こそしょっちゅう目減りするじゃないか!)
株をやらないと生活が苦しくなる社会なんてどうかしてるでしょ。もっと疑わないと。
30年間も物が安くて少ない消費で済んでいたのだから、これから物価が上がってもそれまでの貯蓄で帳尻が合う、というのが正常な考え方。
数年物価が上がっただけで生活が苦しくなるのならそれは現金の目減りのせいではなくて、マネーリテラシーの低さが問題。
一般的に、物価が上がれば金利も上がるはずなのでやはり預金でも問題ない。近年はスタグフレーションなので給与の増加に関しては微妙なところではあるけど。
あと、インフレになる前に借金した方が得、というやつも信じない。金融屋、不動産屋のセールストーク。結果的にそうなることがなくはないけど、そんなの狙ってやることではない。
余計な情報に惑わされず、堅実に。
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