たっかい家を買ったのに毎日20時に帰宅する生活


家って所詮、雨風を凌ぐ箱でしかない。

どうせ毎日仕事に出かけるし、週末にもやはり遊びに出かける。

お金をかけていくら素晴らしい家を建てたとしても、家にいる時間を増やせるわけではない。むしろ、背伸びすればするほどより頑張って稼ぎ続けないといけなくなるので、家にいる時間が減る。

このパラドックス。

 

住めば都という言葉の通り、住んでそこに慣れてしまえば家による住み心地の違いなんてたかが知れている。多少の違いはあれど、金額に見合うものとは到底思えない。

なので、流行や憧れだけで高価な家を買うのはあまり賢い選択とは言えない。

 

高価な家を買うというのは、家にそこまでこだわりがない(なんならあまり家にいない)が、お金が余っているので資産形成の一環で立地の良い場所に住宅でも持っておくか、という場合に合理的なだけで、それ以外の人は単なる不動産ギャンブルに乗っかっているに過ぎない。

にもかかわらず、低金利&長期間ローンの登場で一般庶民が高価な家の購入に踏み切ってしまう人の多いこと。

 

「子どものためだから!」とか言って買う人もいるが、当の本人は大人になれば出ていって帰ってこないし、そもそも子どもは家をねだったりしていない。(本当に子どものためなら子どもが大人になってから買ってやればいい)

 

家でずっと家事をする主婦のためというなら「雨風を凌ぐ箱」とまでは言わないけども、買うことの理由にはならない。男が仕事のためと言って高価なスーツや時計を買いたがるのと変わらない。

 

 

それらを踏まえても「ここに住みたい!!」と思える家に出会えたら買えばいい。一生かけて買いたいものがあるなんて、それはとても幸せなこと。

家について勉強すればするほどそんな家には出会えそうにないけども…。今後の住宅の発展に期待。