地震で潰れない家を建てても、周りが潰れたら暮らせない


このツイートを見て気付いたこと。

この中でもし、自分の家だけ潰れず残ったとしても、地震前と変わらない生活を送るなんて不可能でしょう。

 

生活は家という箱だけで成り立っている訳じゃない。電気ガス水道、道、お店、交通手段などがあるからこそ、その箱が家になるだけ。

そう考えると、耐震、耐震と言ってとにかく頑丈な箱をつくることに躍起になるのってどこまで意味があることなのかなと考えてしまう。

 

そりゃあいきなり崩れて押しつぶされてしまうのは避けたいけども、しっかりした地盤に建っている家なら1回の地震でぺちゃんこ、なんてことにはならないでしょう。

この度の地震で全壊となってしまった家も、複数回の地震で耐震機能が失われていたor地盤が悪かった物件が多かったらしいし。

それに、地震のあとには火事だって起こるかもしれないんですよ。あと津波も。(そもそも海沿いに住むべきではない)

 

 

こんなにしょっちゅう地震が起こる国なんだから、やっぱり「家は壊れるもの」という前提で、「とりあえず生き残れる家づくり」を考えた方がいいと思うのです。

 

埋め立てたり山を切り開いたり、地盤を無視して建てた上物だけ頑丈なふりした商品としての家は日本には向いてない。それは金儲けに乗せられているだけで、そんなものが夢のマイホームなんて残酷すぎる。

 

本来私たちが住める地域なんて本当にわずかしかないのでしょうね。そして、日本に建てていい家はおそらく今の"耐震様式"ではないのでしょうね。

 

何回大災害を目にしても、ビジネス家づくり(街づくり)から抜け出せない日本人。

自分の身は自分で守りましよう。